2008.12.30.
気が付けば海水の中にいた
泡の音が聞こえてくる
今日は特別に夕暮れが美しい。俺は電車の窓から街をながめる。
学校から帰る、この時間が一番好きで俺にはこの時間だけが毎日の楽しみなのかもしれない。
それくらいいでいい。それだけでもいい。
おまえなんかいらない。それでもおまえのところへ帰るなんておかしいことだ。
ある日食べること寝ることに興味がなくなった。
それでも飢えを覚える。食べなくてはならない。
それでも睡魔はやってくる。寝ることはたいして重要じゃないだろう。
帰ってからもいつものように家の窓から街をながめていた。
この街も夕暮れも俺といっしょに泡になってとけてしまえばいい・・・。
突然おそろしくなって何も無い部屋を見渡す。そこにはフジノがいる。
フジノはこの日、特別不機嫌だった。
いつも俺に当たり散らすので今回ばかりは御免だ。
俺はフジノがこわい。俺はこわくてこわくてたまらない。
でも身近にある恐怖は幸福のようにさえ思えてくる。錯覚なのかもしれない。
俺がフジノだったらいいのに。何度も何度もそう思った。
ふたりで遊泳禁止の海に出かけた。
何も無い空間だった。どっちにしろ特別なことはない。
ただひどく満たされた。これは特別なことじゃなくてこれはこわいこと。
俺は息苦しくなってしゃがみこんだ。
神経をひきちぎられたような感覚に襲われて意識を手放した。
そこで夢をみたんだ。
海水の中から叫ぶとフジノの声がする。
俺はまた叫ぶ
「フジノっ・・・・フジノっ・・・・」
泡がのぼる音しか聞こえなくて
フジノの瞼がひらくと俺は俺でなくなった
俺は望んでいたらしい
遊泳禁止の海からなにかが打ち上げられた
2008.11.15.
いい加減うんざりなのでしょうか。
荒地をたまたま通り掛かるとあなたがこちらをみていました。
目が合いました。
私は思わずそらしてしまいましたがあなたはまだこちらをみていました。興味…のような眼差し、き
っと何も考えてないようでした。私は居たたまれなくなり荒地から逃げるようにさりました。
でもどこか不安と嬉しさで満たされていました。
私が小説に出ていて、それを読む夢をみました。
その夢はページをペラペラとめくるところから始まるのです。
だから望んでその小説を読んだわけではないのです。
しかし、卑しいのでしょうか、気になるので少し読んでしまいました。
それは、誰かから…否、私の近しい人の誰か(しっかり読んだ訳ではないのでわかりません)から騙さ
れる内容でした。
新しい方向からの夢だったので驚きました。
きっかけはなんだったか遠い過去のように忘れてしまいましたが、荒地から出てあなたと私はよく
出かけるようになりました。
仲良くなったのでしょうか私の思い過ごしなのでしょうか。
そうだったとしても、あなたと過ごす日々は良い意味でも悪い意味でも、私自身に影響を与えてくれるのです。
しかし、ある日あなたが急に変わりました。
私はあなたに知らずのうちに何かしてしまったのでしょうか。
私に対してのあなたの何かが欠落してしまったんだと思います。
一種の嫌悪ともいえると思います。
・・・・そうでないと信じたいのです。
そう思うと寒いところへ放り出された後、鳩尾を何度も殴られた気分になります。
あなたにそれが聞けなくて、あなたが何を考えているかわからなくて・・・書くのです。
この独白のような手紙さえも見ずに破り捨ててしまっているかもしれませんが。
嫌われてしまったのならかまわないんです。
ほんとうは疎遠になんてなりたくないのですが。
ここまで書いて言いますが情熱家は偽善者にしか見えません。
しかし、私は情熱家でも偽善者にもなれない、あなたの臆病な友人なのです。
2008.11.03.
空に薄い雲がかかる
遠くの太陽は消えそう夜になりそう
だから窓辺でずっと見つめてた
窓から一人やってきて
こんばんはとあいさつをして近寄ってきた
近すぎるなと思ったら私の右半分をふさいだ
右半分は窓からやってきた人にふさがれているので景色は左半分だけになった
すると窓からまた一人やってきて
こんばんはとも言わず私の残りの左半分をふさいだ
窓からやってきたもう一人に左半分ふさがれているので景色は
なにも見えなくなった
2008.09.27.
なに読んでるのって聞いたらもう読み終わったって貸してくれた。
わたしもちょうど読み終わったところだから貸してあげるっていった。
お互いに書物を交換してどういう内容なのか教えあった。
彼の本はいわゆる青春文学で多少分厚いがさらりと読めるタイプだった。
ワタシのほうはというと薄いが難解な文字の羅列、エッセイとはまたちがった作者の語りだった。
一時間たって彼に返された。なんかつまんない。って。もっとマシな言葉だったけど端的にいえばこうとれた。しおりは本のちょうど真ん中あたりにはさまっていた。
その瞬間、私は世界観への断絶を味わった。
この本の貸し借りによって生まれた「共有」。嬉しかったのだ単純に。
もしかしたら共有できるものがいるかもしれないと淡い期待をもったのが間違いだった。
むしろ、この本を貸したことによって私を変わったやつだ、というような扱いにされるだろうと考えてしまう。
扱いというか彼の脳内にきざまれるというか。(内容が内容だししょうがないか。
だが、そんなことはない私は青春文学だって楽しめる。事実、今日中に読み終わってしまったからだ。
なかなかテンポがよくておもしろかった。
この感覚を味わう場面はさまざまである。
一体どこでレッテルをはられるのか。一体どこで考え方がかわるのか。
わかっているようでわかっていない。
ただ一番わからないのはどうやってそれを伝えようとするか。うまく。
伝えようとしたところで相手が完全に遮断をしてしまい、聞き入ってくれないときが多々ある。
否定を感じてしまうのは私だけか。それは好き嫌いという問題ではない。
お前だよお前。
2008.08.20.
そこから目が覚めた。
電車に乗る
地下鉄に乗り換えて一駅。
地上に上がると直立した建造物だらけで
模様や造りは違うのにわからなくなった
ベージュの直立建造物から左を曲がってまっすぐ
公園があった
そこには子供と老人しかいなくて子供は男で老人は女だった
なんだか居心地が悪くってそこから離れた
少し歩くと廃業したバーがあった
中へ入ると黒い店内に大きな白いとげとげとしたライトがあった
思ったより広くてそこはクラブでもあったようだ
その奥にカウンターがあり
廃業したはずなのにそこにはバーテンダーがいた
とりあえず
マルガリータ、
といったら
はい、
本当に出してくれた
妙に居心地のいい店内に私とバーテンダーのふたり
いい店ですね
取り壊しは惜しいくらい…
バーテンダーは微笑んで
ずっとこうしたかったんです、と
そうか
みんなそうなんだ
地下鉄に乗り、電車に揺られ、
またここに戻って壁に寄り掛かる。
私はまた目を閉じた
終わり
文が二回ほど切れて二回書き直し(^^;)携帯だからか!
大学落ちたら(絶対嫌だけど)バーテンなる!修行するんだ!
大学受かったらバイトでバーテンしたい←